
- 2025.03.22
- コラボ
仕事と遊びの可能性を広げる
いすゞ×ハードカーゴ印のエルフミオ完全版
- 2025.03.22
- コラボ
仕事と遊びの可能性を広げる
いすゞ×ハードカーゴ印のエルフミオ完全版
ホイールとタイヤを新調した
ELFmioクロスコンセプトの完全版!
2024年の愛知・フィールドスタイルで発表された、いすゞとハードカーゴのコンセプトモデル
“エルフミオクロスコンセプト"の全貌を今回のハードカーゴマガジンでは徹底紹介。
仕事づかいだけでなく、ホビーカーやレジャーカーとしての楽しさをさらに高める足元にも注目してほしい。
TOPIC 01
“だれでもトラック”こと
エルフミオを改めてご紹介
エルフミオのキャッチコピーは“だれでもトラック”。
普通免許があればだれでも乗れるトラックってことを、最小限の文字数で表している。AT限定免許でも運転可能なのも特徴的で、ボディサイズは小型貨物登録可能ないわゆる4ナンバーサイズ。カラーバリエーションは定番の白(アークホワイト)、いすゞ伝統のマリンブルー、さらにはエルフミオ限定色のペールブルーや、クイックシルバーメタリック、トランスブルー、そして、クロスコンセプトを製作するにあたり選んだSEカスタムグレード限定のダークカーキメタリックの全6色を用意し、仕事以外でのシーンでの“映え”も意識している。

いすゞが1tクラスの小型トラックを販売するのは、ファーゴトラック以来29年ぶりなんだとか!ボディバリエーションはノーマルキャブと平ボディ車限定のスペースキャブ、6名乗車可能なダブルキャブを用意する(シングル&スペースキャブは3名乗車定員)。グレードはSGとSEカスタムの2種類をラインナップ。もっとエルフミオが気になる方は、ぜひいすゞの公式HPをチェックしてほしい。

TOPIC 02
エルフミオはLサイズの軽トラック?
キャブオーバータイプ+低床平ボディのスペックは、どっからどう見ても運送屋さん&建設関係専用機ってカンジで、そこからはカスタムカー臭は一切してこない。しかし、普通免許で乗れる車両総重量3・5t以内をクリア。さらに取り回しがラクな4ナンバーサイズの、オートマ限定免許でも運転OKとくれば、カスタムカー・ベースとしての親しみやすさも見逃せないポイントだ。

というワケで、エルフミオを製造及び販売しているいすゞはエルフミオ購入者の新規開拓を狙い、異業種業界へのアプローチを模索。手始めとしてあのハードカーゴとタッグを組み、ショーモデルとして“クロスコンセプト”を発表した。

エルフミオは基本3つのキャブと3つの荷台、2つのリアタイヤの組み合わせから完成形を選べるが、クロスコンセプトでは、シングルキャブ+平ボディ+リアシングルタイヤのセットを選択。とはいえ、そこはメーカー謹製の一点物。サスの味付けが違うドライバン用のシャシーに、スチール製の荷台、ワンオフホイールの装着と、ツルシのエルフミオでは味わえない具をもろもろ足し算している。
荷台に乗っかるのは、いすゞA&Sとハードカーゴが共同開発したパーツの数々。特にハードカーゴが熟成させたベースフレーム+ルーフキャリアのアイテムを、エルフミオ用にグワっと拡大化したあたりは、カスタムカー好きの琴線に触れるコト間違いナシ!
こんなにカスタムを楽しめる可能性に満ちたクルマをお仕事だけで使うのはもったいない!屋根のない1BOX、はたまたLサイズの軽トラとしてホビーカーやレジャーのお供に使い倒す!そんな楽しみ方があってもいいと断言出来そうだ。

Customization Features
いすゞA&Sとハードカーゴによる
架装を深掘り!

Point 01
ミリタリーテイストを連想させるダークカーキメタリックのボディ色は、上級グレード(SEカスタム)の純正色。新車で買える色なんで、アウトドア派はエルフミオ限定色のペールブルーとどっちにするかが悩み所(笑)。 で、SEグレードのベースカーにあえて無塗装仕上げになる標準グレード(SG)のバンパーとグリルを持ってきて、ラプターライナーの色のノリをよくしたり、バンパー前にそびえるブルバーを足すなど、ハードカーゴの蓄積した軽トラカスタムのノウハウを生かしたアレンジも。

Point 02
アオリを切って、荷台内の全貌を拝見。パウダーコート済みスチール製ベースフレームの足は全部で8本あり、ガッチリと荷台にボルト留めされている。そのベースフレームへ横開き式のリアゲートやダンパー&ロック付きのツールボックス、さらにサービスホールまみれで使い方無限大なユーティリティサイドパネルを組み合わせる。自分のやりたいことや遊び道具に合わせて荷台を作り上げるアイデアは広さの分だけ軽トラよりも自由度が広がりそう。

Point 03
リアビューを飾るのは、テールゲートのISUZUデカール、車体保護と突入防止を兼ねるリアガード、スチールプレート付きのマッドフラップ、チューニングマシンのごときエビ管マフラーカッターなどなど。ルーフキャリアなどの高さを極力抑えて、装着時のエルフミオの全高を2100㎜以内にしたことで、多くの立体駐車場に問題なく入れる。つまり、日常生活でもフツーに使える設計としているのだ。

Point 04
ダブル丸パイプ仕上げのサイドステップとプロテクターに注目。ハードカーゴのネーム入りプロテクターには、うっかり足を乗っけちゃいがちなプライミングポンプをカバーする形状になっておりポンプのありがちなトラブルを未然に防いでくれる実用品。

Point 05
クロスコンセプトのためだけのワンオフホイールの製作を架装メーカーであるいすゞ車体に依頼。そこに195/75R15という市販化されてないトーヨー・オープンカントリーを装着し、クロスコンセプトでしか見られないオンリーワンなフットワークを実現した。ラプター塗りのフェンダーパネルカバーや迷彩柄のアオリストッパーもお似合いだ。

Point 06
ベースフレームの助手席側には、ハードカーゴが開発した横幅3000㎜×引き出し長2500㎜のオーニングが備わり、荷台の前側にはユーティリティバスケットを、後ろ側にはユーティリティバーとヤキマのウォータータンクをセット。これにて3120×1620×1145㎜もある広々荷台をフルで使い尽くす。

Point 07
ボディカラーに合わせたセンターパネル&エアコン吹き出し口、スエード調ダッシュボードマット、シートエプロン、何かと使えるストレージパネルとセンターヘッドレストの組み合わせで、インテリアにも遊び心を注入。

Point 08
IPF製LEDライト、ハードカーゴ製迷彩柄カバー、ルーフキャリアの豪華3点セットが、エルフミオのルーフを占拠。この高さと荷台に設置したフレーム上に置かれたルーフキャリアの高さを同じにしており長尺モノを積み込むのも楽ちん。

エルフミオ“クロスコンセプト”の開発&製作に関わった左からいすゞA&Sの望月サン、ハードカーゴ代表の田中サン、いすゞ自動車の大塚サン。
ここで紹介したパーツの市販化について、いすゞサンもハードカーゴさんもやる気マンマン! 今後の期待大なのだ!!
- ベースカー/
- エルフミオ・平ボディ・シングルキャブ・
フルフラットローシングルタイヤ・SEカスタム
- 取材協力/
- いすゞA&S お客様相談室
TEL:045-556-1018 https://www.ias-isuzu.co.jp/
写真/本間章吾 文/カスタムCAR編集部